|
|
第4回「タイトルは『ガイキング』!」 |
|
|
|
どーもです、三条です。
今回は「ガイキングLOD」のタイトルの話です。
言うまでもなく旧作のタイトルは「大空魔竜ガイキング」です。
なんと雄々しくカッコイイタイトルなのでしょう。
「大空魔竜ガイキング」!!
当然、ぼくらもこれを変えたくはなかったのですが、やはりもろもろの大人の事情などもあって「旧作とは差別化ができるように」という事から若干のタイトル変更が必要になりました。
パイロット版では「大空魔竜ガイキングNEO」というタイトルがつけられています。
これに関しては公開の前々日に上記の理由で突然つけられたものであり、編集の際に「NEO」の文字だけ後から入れたという恐ろしい逸話が残っております。
テレビ版に関してもやはりタイトルを多少変えなくてはならない事になり、「大空魔竜ガイキング」のままシナリオ等は進行しつつ、タイトル案を色々考える事になりました。
そんな中、前述の東アニさんの偉い人から凄いアイデアが出たのです。
「もういっそ『ガイキング』だけで行け! という事になりました。」
櫻田さんから連絡を受けました。
さすがにそれは思いつかなかった!
要するに「NEO」だの「Z」だの「R」だのと後ろになにかつけると、いかにも続編物と言った感じで原題のパンチが損なわれてしまうと言うのです。
だったらいっそ冠をとってしまえ、と。
たしかにほとんどそのパターンは記憶にありません。
でも、ちょっと待てよ。
アニメファンの通例では初代を「無印」と呼んだりしてますよね。
んで、その続編を「R」とか「02」とか呼んで区別するじゃないですか。
元祖が「大空魔竜」でリメイク版が「無印」?
なんかすっごい混乱する、それ。
というわけで欧文の副題をつけ、その略称を愛称にしてもらおうと考えたのです。
いろいろあって現在の「LOD」 Legend Of Daiku-maryu に決定となりました。
やっぱり副題でもいいのでどこかに大空魔竜を入れたかったのです。
また過去に「SHOGUN DIECAST」としてガイキングが海外で商品化された際に、ガイキングは「GAIKING」のままでしたが大空魔竜は「KARGO SAUR」とかいう名前でした。
KARGO SAUR………エスカルゴのカルゴ? それともカーゴってこと?
…どっちにしろカタツムリっぽかったり、貨物恐竜みたいだったりでカッコ悪い!
大空魔竜はそのまま大空魔竜だろ、というわけで今後は海外でもDaiku-maryuでいってもらいたい、という気持ちを込めました。
いつかぜひとも外人さんが「Daiku-maryu!」と呼んでるところを見てみたいですよね。
ちなみに実は大空魔竜の声はリー役の草尾毅さんが演じてるんです。
そう、草尾さんは影の主役なんですよ。
なんたって「Legend Of Daiku-maryu」ですし!
(2006/02/28 三条陸)
|
|
|
|