第101話 言霊使いの罠!
陰陽道を究めた拝み屋・言霊使いの一刻堂。ぬらりひょんは鬼太郎を始末させるため、この一刻堂を言葉巧みに懐柔するのだった。そして妖怪ポストに来た手紙に従って学校に着いた鬼太郎を妖気のない怪物たちが襲う。それは古い道具から作りだされた式神だった。駆けつけた仲間たちの手助けで危機を脱する鬼太郎だったが、そこへ式神たちを操っていた一刻堂が現れた。すべては仲間の妖怪たちと共に鬼太郎を退治しようと考えた一刻堂の罠だったのだ。一刻堂の強力な言霊によって自分の名前を忘れさせられ、その存在を消された仲間たちは次々と別なモノへと変えられていってしまう。そしてついに最後に残った鬼太郎にも危機が迫る。だが勝利を確信したぬらりひょんが思わず鬼太郎の名前を呼んだことで、自分の名前を思い出した鬼太郎は仲間を元の姿へと戻すことに成功する。これによって一刻堂は戦意を喪失して、それまでの態度を一転して鬼太郎と和解するのだった。
【見どころ】
作家として有名な京極夏彦が脚本及びオリジナルキャラクターの一刻堂の声優を担当した一本。緻密に作りこまれた第四部屈指の名作である。