ストーリー

2003年11月09日 放送

第39話
「盗らないで!私のお母さん」

自分になりすましていたローズマリーにお母さんのドレスを破られてしまったナージャ。深く傷ついた彼女を励まし、一刻も早くナージャが本物である事を証明しようと、一座の皆は翌日にでもプレミンジャー公爵家へ乗り込もうと計画する。そんな時、新聞記者のハービーが一座を訪れた。

ハービーが書いた記事がすりかえられてしまったことによって、事態は複雑な状況になっていた。世間的には黒バラがプレミンジャー公爵家の孫娘『ナージャ』のブローチを盗んだことになっている。つまり、ナージャがブローチをつけていたら、盗品をつけている、ということになり、彼女が『偽者ナージャ』になってしまうのだ。

それを聞いた一座の皆は、ナージャに安全のためブローチをはずす事を提案する。しかし、気持ちが収まらないナージャは、翌朝、あえてブローチをつけたまま単身プレミンジャー公爵家に乗り込んだ。ところが、そこで見たものは『ナージャ』と仲睦まじく庭を散歩する母、コレットの姿で・・・

涙ながらに必死で母を呼ぶナージャの声は、教会の鐘の音にかき消されてしまう。それどころか、門番が呼んだ警察に追われ、大ピンチに陥るナージャ。危機一髪を一座の皆に助けられ、ナージャは一度ウィーンを離れることに。気持ちも新たに、破かれたドレスを自力で復活させ、必ず母の元へ帰ってくることを決意するナージャだった。

スタッフ

脚本 金春 智子
演出 長峯 達也
作画監督 桑原 幹根
美術監督 ゆきゆきえ/下川 忠海