ストーリー

2003年11月16日 放送

第40話
「決意の朝!本当の旅立ち」

世間では「盗品」という事になっているブローチをしていた事から、ウィーンの警察に追われることになってしまったナージャと一座。ウィーンを離れ、パリに戻ってきたナージャは、ケンノスケと共に自分が本物の「ナージャ」だということを証言してくれる人を求めて、オリバーを訪ねる。しかし、オリバーは腕を見込まれ、親方とロシアへ行ってしまっていた。

仕方なく、ナージャ達が一座のからくり自動車の元に戻ると、そこには追いかけて来た警官たちがやって来ていた。慌てて身を隠すナージャとケンノスケだったが、取調べに反抗した団長が逮捕されてしまった!それを見たナージャは、団長を助けるため、思わず警官たちの前に飛び出そうとする。

そんなナージャを引き止めるケンノスケ。ナージャを守るため、わざと捕まった団長の真意を汲んだケンノスケは、警官から逃げるための作戦を考えた。一座の絶妙なチームワークで作戦は大成功!戻ってきた団長と共にうまく警官から逃げ出せた一座だったが、このままでは芸をしてお金を稼ぐことさえままならない・・・

悩んだ末、ナージャはついに決心した。自分が本物であることを証言してくれる人=孤児院の院長先生に会うため、一座を離れ、一人イギリスの故郷、アップルフィールドへと旅立つ事を・・・。翌朝、見送ってくれる一座の皆に、ナージャは得意のダンスを披露し、再会を誓う。一座でのたくさんの思い出を胸に、ナージャは今、一人旅立つのだった。

スタッフ

脚本 ルージュ・ドゥ・ルーン
演出 岩井 隆央
作画監督 川村 敏江
美術監督 ゆきゆきえ/いでともこ