京都であって京都でない。
独自の発展を遂げた箱庭のような空間、「鏡都」。
ひょんなことからそんな世界に迷い込んでしまった女の子・コト。
謎の坊主に出会ったり、メカオタクの女の子に追いかけられたりと
波乱万丈の日々をけっこう楽しんじゃったりもしていた彼女だが、
知らぬところである計画が動き出しつつあった・・・。
妖怪と人間が入り交じった不思議な街で、今、祭りが始まる!
♯10.5 復習篇
ナレーション:釘宮理恵、鈴村健一
コト役の釘宮理恵と明恵役の鈴村健一のナレーションでおさらいする復習篇。
二人の出会い、鞍馬・八瀬ら三人議会の紹介と役割、母・古都の帰還と父・稲荷の帰還。
そして鏡都と神社の関係や、父と子供たちの確執・葛藤を中心にまとめている。
神として転生する魂をもつ男の家族の、愛と再生を描いた物語を振り返る。
#0 予習篇
脚本:丸尾みほ 演出:松本理恵 作画:林 祐己 美術:柴田 聡
京都であって、京都ではない、鏡都へ、黒い兔を捜し求め、時空の狭間から落ちてきた少女・コト。
彼女の前には、液晶の追っ手や妖怪たちが立ちふさがるが、巨大化するアラタマでなぎ払い、式神の阿・吽とともに都を毎日のようお祭り騒ぎにしてしまう。
#1 ある一家の事情とその背景
脚本:東堂いづみ 浅葱久楽 絵コンテ:松本理恵 演出:松本理恵 畑野森生 作画:林 祐己 美術:柴田 聡
《第1章》
京都・高山寺に暮らす明恵上人とその妻・古都と三人の子供達は、世間に気味悪がられ、鏡都に移り住むことになった。
《第2章》
一家は幸せだったが、古都が見る夢は将来必ず起こる災いであったため、夫婦は子供たちを置いて鏡都を去った。
《第3章》
両親が去り、三人が治める鏡都に、ある日コトと名乗る少女が現れた。
#2 やってきたのは妹
脚本:やまもとみちよ 丸尾みほ 東堂いづみ 絵コンテ:松本理恵 演出:中尾幸彦 作画:林 祐己 嘉村弘之 美術:杉本智美
《第4章》
過去・コトは神社世界で宮司直轄部隊の兵で師匠でもある稲荷と暮らしていた。
《第5章》
自分と稲荷が実は本当の親子であること、絵に描かれた黒兎が母ではないかと直感的に気づいていたが、そのことは秘密にしていた。
《第6章》
現在の鏡都では、三人議会が母と同じ赤い眼をしたコトを両親帰還の兆しと考えていた。
#3 長男と愉快で科学な仲間
脚本:浅葱久楽 演出:角銅博之 作画監督:ポール・アンニョヌエボ フランシス・カネダ アリエス・ナリオ 美術:嶋田昭夫
《第7章》
実質的に鏡都を管理している鞍馬は、コトに自分たちの母が黒兎であることを教えた。
《第8章》
彼は幼い頃から知的好奇心が強く、発明を手がけ、父に褒められる事を誇りにし、鏡都以外の場所で自分自身の価値を確かめたいと思っていた。
《第9章》
研究所の仲間・ショーコ博士の性格と伏見の素性が明らかになる…
#4 次女と素敵な妖怪達
脚本:中瀬理香 演出:貝澤幸男 作画:中條久美 美術:北村由樹子 嘉村弘之
《第10章》
鏡都では、要らなくなったものを捨てる行事・駅開きが始まり、八瀬の大事なカップが捨てられてしまった。
《第11章》
母・古都との思い出の品に囲まれて生きてきた八瀬のためにコトはカップを取り戻そうとするが…
《第12章》
鞍馬と八瀬の因縁を解消しようとしたコトに、母とのつながりを感じる兄姉だった。
#5 若き三男の悩みと始まりと終わり
脚本:やまもとみちよ 浅葱久楽 演出:志水淳児 絵コンテ:志水淳児 松本理恵 作画:松本朋之 近藤優次 美術:中尾道弘
《第13章》
三人議会をサボっていた明恵は鏡都を楽しんでいるコトに苛立ちを感じていた。
《第14章》
だが、明恵の苛立ちは本当はコトに対してではなく、自分自身、薬師丸と呼ばれていた彼自身の今のありように向けられていたものだった。
《第15章》
コトを乗せバイクで禁足地に出かけた明恵は、コトにある提案をもちかけた。
♯5.5 京都実録篇
【実写制作】 ディレクター:有國 浩
【撮影協力】 源光庵 浄土宗総本山知恩院 鞍馬寺 栂尾山高山寺 京都北山マールブランシュ
声優たちが京騒戯画のモデルとなった京都を案内し、本作のモチーフやエピソードが詳しく紹介される
番外編。
鞍馬・ショーコ・伏見が住む鞍馬寺や、心象風景として使われた源光庵、実在した明恵上人が創立した高山寺、さらに高山寺が保管する鳥獣戯画・仏眼仏母画などを訪ねていく。
#6 二人が計画し一人が悩む話
脚本:丸尾みほ やまもとみちよ 東堂いづみ 演出:畑野森生 絵コンテ:志水淳児 森田三郎 松本理恵
作画:舘 直樹 浦田幸博 美術:深谷知穂
《第16章》
薬師丸は戦火の中、上人の手により拾われ、家族として暮らすこととなるが…
《第17章》
時を経て、明恵はコトが自分達の妹と確信したが、稲荷の写真を見せられ上人との違いを不審に思う。
《第18章》
一方、鞍馬と八瀬はコトの持つアラタマのエネルギーを利用し母を召喚すべくビ シャマルと戦わせた 。
#7 母が帰還してついでに父も帰還した
脚本:中瀬理香 丸尾みほ 演出:鎌谷 悠 絵コンテ:松本理恵 作画:馬場充子 中西和也 嘉村弘之 美術:嶋田昭夫
《第19章》
コトは神社の聖域から母・古都を鏡都に連れ帰る。
《第20章》
三兄弟は久々の母との再会を喜ぶが…。
《第21章》
コトは母から自分の出生の秘密を聞き出そうとするが、逆に可哀想な父を救うよう言われ困惑し、やり場のない感情を明恵にぶつける。
#8 あっちとこっちでもめる話
脚本:中瀬里香 やまもとみちよ 演出:伊藤尚往 絵コンテ:貝澤幸男 作画:星野玲香 竹本佳子 浦田幸博 美術:杉本智美
《第22章》
鏡都に衝撃波と隕石が落ちてきて、人々は逃げ惑い、街は崩壊を始める。コトがアラタマを使って強制介入したことが原因だった。
《第23章》
神社と宮司も現れ、鏡都の存在について明かされるが…。
《第24章》
コトは、鏡都とみんなを助けてくれなければ、すべてをぶっ壊すと宣言する。
#9 どうしたらいいかみんなで考えよう
脚本:やまもとみちよ 松本理恵 東堂いづみ 演出:志水淳児 作画:松本朋之 近藤優次 渡邊巧大 美術:北村由樹子
《第25章》
「鏡都」という世界の真実を知りたいと言うコトに、稲荷は感動し、この世界の理を話し始め、言い終わるとコトを御神刀で突く。
《第26章》
驚く明恵たち。コトのアラタマが炸裂し、世界は崩壊する。明恵は瓦礫
の中で鞍馬や八瀬と向き合う。
《第27章》
この都の真の王として目覚めた明恵は世界の終わりを止めるべく走り出す。
#10 今日を騒がしく戯れ生きる人々の漫画映画
脚本:やまもとみちよ 東堂いづみ 松本理恵 絵コンテ:松本理恵 貝澤幸男 演出:松本理恵 作画:林祐己 美術:中尾道弘
《第28章》
稲荷は、古都に自分が存在する意味を問い、自分は消えるからお前は生きろと告げる。
《第29章》
明恵とコトは数珠を使い鏡都の復活を果たそうとするが、二人は天に飛ばされ、「神様」と出会い、新たな鏡都の主になれと言われ る。
《第30章》
父・稲荷の真意を確かめ、答えを出すため、コトは聖域で稲荷と対峙する…!
♯10.5 復習篇
ナレーション:釘宮理恵、鈴村健一
コト役の釘宮理恵と明恵役の鈴村健一のナレーションでおさらいする復習篇。
二人の出会い、鞍馬・八瀬ら三人議会の紹介と役割、母・古都の帰還と父・稲荷の帰還。
そして鏡都と神社の関係や、父と子供たちの確執・葛藤を中心にまとめている。
神として転生する魂をもつ男の家族の、愛と再生を描いた物語を振り返る。
都を統べる三人議会のひとり、明恵の元に居候するコトたちは、騒ぎの後には決まって明恵に叱りつけられるが、そんな毎日を存分に楽しんでいた。
一方、両親との再会を願い続ける三人議会の残りのふたり、巨大ロボ・ビシャマルをはじめとする科学の力を駆使する鞍馬と、妖怪たちの女王として君臨する八瀬は、鏡都のまちで“みやこ様”として祀られ、彼らの母親でもある古都さまを、コトの身を依り代とすることで呼び戻そうと計画していた…。
※京騒戯画の原点とも言える2011年に配信したプロモーション映像をテレビ用に再編集。
1話より始まる完全新作ストーリーの予習篇。