公演のみどころ

安部なつみさん独占インタビュー

Q:豪華な衣装でみなさん、登場となりました。いよいよ公演がはじまりますね。

安倍なつみさん(以下安倍):楽しみですね。今回二刀流で剣を使ったシーンがあるのですが、初めてのことなので毎回緊張しています、決めなくてはいけないところがいっぱいあって。今までにない私を表現してみようかなって思っています。

Q:“決め“のアドバイスはやはり右近さんが?

市川右近さん(以下右近):いや、そんなことないですよ。私ども歌舞伎は逆に決めすぎてしまうところがありますので、指導の先生方が、リアルといいますか、そういう指導をしてくださっていますね。

Q:素晴らしいコラボレーションですよね、宝塚の世界とアイドルと、そして歌舞伎ということですから。

右近:そうですね。いままでにこういうことは、なかったのではないでしょうか。

Q:色々な部分で刺激しあったりとかもありますか?

彩輝なおさん(以下彩輝):そうですね、毎日刺激の連続で、本当に自分のやることをしっかりと責任を持ってやりたいと思いますね。とても楽しいです。様式美な部分もありますし、また見どころも満載だと思うので、是非お客様に楽しみにしていただけたらと思います。

Q:それぞれの見どころというのは具体的にありますか?

安倍:私は二刀流の剣を使ったシーンと、今回舞台上で使う言葉。とてもきれいな言葉なんです、普段使い慣れない言葉もありました。あとは、豪華さですね。セットも衣装も、見にきてくれた方が驚くシーンがいっぱいあると思うので、そこも楽しみにしていただきたいです。

Q:右近さんの衣装も豪華ですね。

右近:これは天界に住んでおります、須佐という役で、いわゆるスサノオですね。須佐は人の心が知りたくて人間になります、人間界に行きますと、オサと言う役になるんです。人間界と自然界の共存といいますか、天と地上の共存といいますか、そういう大きなテーマがお芝居に含まれています。いろんな意味でお楽しみいただけると思います、私もちなみに歌って、踊ります。

安倍:右近さんは初めてのミュージカルなんですよね。

Q:やっぱり歌舞伎の舞台とは違いますか?

右近:そうですね。歌って踊るというのはあまりないことですからね。そんな一面も今回はご覧いただけるかなと思いますけど、その辺は歌の先輩達に引っ張っていただいています。 いやぁ踊りながら歌うと息が切れますね。もうびっくりして、ほんとにミュージカルの人たちはすごいなと思いました。

Q:ちなみにどんな振り付けを?

右近:村の長の振り付けなんですけど、ちなみに笑っていただいていい場面になっておりますので、ご安心ください。おおいに笑っていただいたほうが、こっちも照れずに済むかなぁと思いますので。

Q:家でこっそりレッスンなどもしたんですか?

右近:こっそり鏡の前でね。やってたんですよ(笑)

Q:彩輝さんにとってミュージカルは、初めてのジャンルというわけではないですね?

彩輝:そうですね。どこか懐かしいような、久しぶりに顔も描きこんで、こんな豪華な衣装も着せていただいて、血が騒ぎます。

Q:楽しい現場だったようですね?

安倍:セリフの変更があると大変だったんですけど、現場の空気と言うのは楽しくて。

右近:ひとつになれましたね。やっぱりそういう垣根っていうのが段々とれてくれるといいなって思うんですよ。歌舞伎だったり、宝塚だったり、アイドルの世界であったり、垣根が取れて、お客様にお楽しみいただけると一番。

Q:緊張はないですか?

安倍:緊張はあります、何が起こるか毎回生なのでわからないです。毎回新鮮な気持ちでで、楽しく、愛のあるステージを送れたらなっていうのはありますね。特に、白娘(パイニャン)と白素貞(ハクソテイ)の、後半に向けての心の変化を見て欲しいです。

彩輝:映像が、色々きれいな背景になっていますし、物語の内容もわかりやすいんじゃないかなと思っています。

安倍:彩輝さんがぴったりなんですよ。キラキラ。

Q:最後にファンのみなさんに、今回のミュージカル白蛇伝についてお願いします。

右近:人同士の争いなど、今回の白蛇伝のお話は今の世界にも相通ずるようなところがあると思うんですね。人がお互いに滅ぼそうとしたときに、白蛇の精が現われると言う、いわゆる幸福をもたらしてくれるという存在で、なっちが登場しています。そういう大きなテーマもあって、みなさんにはお楽しみいただけるんじゃないかなって思っております。

安倍:白蛇伝は愛と感動に溢れているミュージカルになっていると思います。すごく豪華なステージになっているので、ひとりでも多くのみなさんに見て欲しいなって思っています、ぜひご家族で、お友達で、みなさんで来てください。


彩輝:
本当に壮大で奥深いミュージカルだと思います。年齢層関係なくお楽しみいただけると思うので、ぜひ劇場に足をお運びください。お待ちしております。

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