「宇宙海賊キャプテンハーロック」
[第1〜10話] [第11〜20話]

キャプテンハーロック 第11話「ローラが金色に輝く時」

金星へと順調に航行を続けるアルカディア号。その途中、ハーロックたちはマゾーンの遭難船を発見し、艦内からパイロットのローラを捕虜として救出した。しかしこれまでの兵士が自爆していたのに対し、ローラはただ不気味な笑顔を見せるのみ。そんなローラに対しハーロックは正を監視につけた。ひと目見た瞬間から、いつでも殺す準備はできていると殺気をみなぎらせる正。しかしローラの催眠術で彼女を死んだ母親だと思わされた正は、迂闊にもアルカディア号のことを喋ってしまった上、まんまと金星に脱出させてしまう。


キャプテンハーロック 第12話「母よ、永遠なれ」

ローラに艦のことを教えてしまったことで正は自責の念に駈られていた。そして次こそは絶対に撃ち損じないぞと訓練に励む。一方、金星の大地を調査していたアルカディア号は、化石大陸でナスカの地上絵を思わせる幾何学模様を発見した。そして基地らしき施設へと上陸し、一億八千万年より以前に書かれた地球に関する書物を発見する。そこへ奇襲攻撃を仕掛けてくるアレルギア軍。打倒ローラを誓う正も出撃して、両軍は激しい戦闘を展開した。その中で正はローラが見せた母の幻影に打ち勝ち、見事ローラ機を撃墜。アレルギア軍を敗北に導く。


キャプテンハーロック 第13話「死の海の魔城」

サルガッソ海から放たれた3番目の信号を調査するべく、アルカディア号は地球に引き返した。そこで待ち受けていたマゾーンの刺客・魔女アマンは、1945年当時の旧日本軍艦隊を使って攻撃を開始する。その摩訶不思議な現象に疑問を抱いたハーロックは、事の真相を探るべく海底調査を開始。そこでマゾーンの基地を発見した。しかし内部ではアマンが待ち構えており、一日が地上の一年に相当する基地内でクルーの全員が眠らされてしまう。このままでは、起きた頃には地球は侵略された後…。しかしひとりでに動き出したアルカディア号に助けられ、どうにか脱出する。


キャプテンハーロック 第14話「スフィンクスの墓標」

まゆが切田長官に連れ出された。必死になって行方を探すハーロックに、切田長官からのメッセージが届く。「エジプトのカイロまで来い」「セスナ機に乗れ」「アルカディア号を死霊の谷に着陸させろ」…。ようやくスフィンクスまで辿り着いたハーロックに対し、まゆを連れた切田長官は彼の父親が家族を犠牲にしてまで発見したものを見せる。それは大昔にマゾーンが残した超兵器だった。それでハーロックとアルカディア号を亡き者にしようと考えた切田長官だが、ひとりでに動きだしたアルカディア号によって阻止されてしまう。


キャプテンハーロック 第5話「悲恋!北極オーロラ」


まるで滑走路のようなオーロラを発見したアルカディア号は北極に来ていた。上陸班のうち、ハーロックとミーメは人影を発見。そこでハーロックを殺すために10年も待ち続けたというマゾーンの戦士・オーロラと遭遇する。罠にかかったアルカディア号がクレパスに押しつぶされようとする中、オーロラと対峙したハーロックは彼女から愛を告白されていた。それは10年間、彼のことだけを胸に抱きつづけたオーロラの妄想の結果だった。しかしハーロックの危機をミーメが救い、顔に傷を負ったオーロラは彼の前から姿を消す。


キャプテンハーロック 第6話「蛍・わかれうた」

オペレーターの有紀螢は両親の墓参りに訪れていた。そこへ父の元弟子・一也がやって来る。かつて螢の父親は、機械に囲まれることのない、地球とまったく同じ環境のスペースコロニーを作ろうとしていた。しかし実験は失敗して父は絶命し、唯一の生存者である一也は父を非難した。だが今はそれを過ちと認め、研究を引き継いだという。しかしアルカディア号を降り、一也の実験を手伝おうと決意した螢は裏切られてしまう。何と彼はマゾーンのスパイだったのだ。真実を知った螢は一也と対決し、自らの手で彼を葬る。


キャプテンハーロック 第17話「白骨の勇者」

宇宙空間でメッセージボトルを回収したアルカディア号は、SOSを発したブレーブス号の艦長・山中を助けるために馬の首星雲へと進路を取った。山中は機関長・魔地のかつての上司でハーロックも一目置く戦士。魔地はそんな山中を尊敬していたが、ある日、魔地夫人をマゾーンだと見抜いて射殺したことがあったため、ケンカ別れをしたような状態にあった。それでも魔地はかつての上司を今でも尊敬しており、一刻も早く現場に向かおうとする。だがすでに山中は舵を握ったまま白骨と化していた。


キャプテンハーロック 第18話「魔の幻影戦士」

艦内に突如出現したマゾーンたち。最初はただの映像だと油断していたが、次に現れたのが実体だと知って戦闘状態に入る。その最中、機関長は敵のひとりが、かつて夫人を失った際にマゾーンに連れ去られた娘・ミドリであることに気付く。しかし彼女を取り戻すことだけを願ってアルカディア号に乗り込んだ機関長に、ミドリことマゾーンの指揮官パトラスは冷徹に言い放つ。「マゾーンは父を必要としない」と。その一言で過去への想いを断ち切られた魔地は、パトラスが逃げていった戦艦への止めを自らの手で刺すのだった。


キャプテンハーロック 第19話「女王ラフレシアの罠」

アルカディア号にいるはずの42人目のクルー。マゾーンはその正体を探ろうと、馬の首星雲に到着した一同の心を読み取ろうとした。しかし結局正体は判明せず、次の手段を講じることとなる。一方、山中がマゾーンの基地だと思っていた光が、実は若い星群であることにハーロックたちはようやく気付いていた。しかし拍子抜けする暇もなく、マゾーンが仕掛けた彗星に襲われてしまう。この危機を、補給のために後方につけていたデスシャドウ島を盾にすることで脱するアルカディア号。女王ラフレシアは立体映像でハーロックの前に現れると、「撒いた種に挑戦されるとは」と謎の言葉を残して消えるのだった。


キャプテンハーロック 第20話「死滅のジュラ星」

ミーメの惑星は、かつて核戦争で滅亡したジュラという惑星だった。しかし久しぶりに故郷に立ち寄ったミーメとアルカディア号は、またもやマゾーンの罠にかかってしまう。見る者によって姿を変える不思議な花を収容したばかりに、昏倒してしまうクルーたち。しかも回復を待たずにマゾーンの戦闘部隊が襲来し、一度はピンチに陥ってしまう。その卑怯なやり方に怒りを露わにしたミーメは、ハーロックと共にマゾーンの基地があると思われるポイントへと急行する。そこでかつての親友フーレと再会したミーメは、実は彼女がマゾーンで、核戦争を引き起こした張本人だと告白され怒りも露わに直接対決をするのだった。




[第1〜10話] [第11〜20話]