ストーリー

ローマに滞在する一座。そして今日はおばばの誕生日！公演を終えたナージャとケンノスケはプレゼントの相談をする。そこに、豪華な馬車が通り掛かかった。なんとそこにはナージャの母、コレットが乗っていた！同じローマに居ながらも、すれちがう母娘・・・

舞踏会に行きたくないという甥のオスカーに、舞踏会の思い出を語るコレット。コレットはナージャの父、レイモンと初めての舞踏会で出会い、恋に落ちたのだという。しかしレイモンは貴族ではなかったため、コレットとの結婚を許されず、二人は駆け落ちをする。

駆け落ちをした先でナージャが生まれ、二人は貧しいながらも幸せな暮らしを続ける。しかしそれも長くは続かなかった。レイモンの事故死、母娘を襲う病気。倒れてしまったコレットが目覚めた時には、すでにナージャは姿を消していた。

乳母と執事がナージャを孤児院に預けたことを知らないコレットは、天国に居る娘に誕生日の度に宝石を贈り続ける。なんと今日はナージャの本当の誕生日だったのだ！そんなことも露知らず、おばばの誕生日を祝う中、母親に思いを馳せるナージャだった。