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脚本:影山由美
演出:山内重保
作画監督: 馬越嘉彦
美術:行 信三・ゆきゆきえ |
1996年9月8日放映 |
暖かい日差しの中、少年が奏でるバイオリンの音を壁越しに聞いてるみつあみの少女。
(こんな時間がいつまでも続けばいいのに……)
彼女の名前は牧野つくし。超名門私立・英徳学園に通う16歳の高校生。
彼女の願いはあと2年間の学生生活を地味に平穏無事に過ごすことである。
この日も掃除をしながらそんな事を考えていた。だが……。
つくしが校舎の中に戻ると、一人の生徒がからまれていた。
相手は”F4”こと道明寺司を中心とした大金持のおぼっちゃま4人組。
くだらないことを理由にいちゃもんをつける道明寺を、呆然と見つめるつくし。
すれ違いざまつくしのごみ箱を蹴っ飛ばしていった。
ムッとしながらもつくしは何も言えなかった。
見て見ぬふりのさめた中で、友達の再確認をしたつくしと真木子。
だが、はしゃぎすぎて階段からすべり落ちた真木子の足の下には、
最悪の人物がいた。
冷たいまなざしで、おびえる真木子につめよる道明寺。
とっさにかばうつくしに「あーッ、中産階級同士の安物の友情ってやつ?」
その時つくしの中でなにかが切れた。「ドタマにきた。かえるの大将が、
自分で金を稼いだことないくせに大層なことを言うんじゃない!」
地味に暮らすはずだったのにと後悔するつくし。
次の日ロッカーを開けると目の前に赤札が……。
これはF4からの宣戦布告だ。他の生徒からの容赦ないいじめが始まった。
生卵をぶつけられ机を隠され、真木子や先生も見て見ぬふりをする。
くじけそうになるつくし。
だが、真木子はつくえをこっそり取り戻してくれた。
そして男子生徒に襲われた時は、花沢類が助けてくれた。
二人の優しさに涙ボロボロのつくし。
と同時に他の三人とはどこか違う類に、つくしは興味を覚えるのだった。
次の日、つくしは全身に気合がみなぎっていた。いじめも軽くあしらう。
そしてついには、
「道明寺〜つかさ〜〜あッ!」道明寺の顔面につくしの飛び蹴りが炸裂した!
そして赤札を張りつける。
「あんた達の性根はあたしが叩き直してあげる!宣戦布告よ!!」 |
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