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プロローグ 〜魔女界〜
マジョリズム(デフォルト名)は今日も一人前の魔女になるため、
必死になって仕事をがんばっていた。
といってもマジョリズムはまだ、人間の子供の11歳ぐらいとほとんどかわらない子供である。
失敗なんて日常茶飯事。
しかし魔女界での仕事はたとえ子供と言っても、その扱いは大人と同じなのである。
「はぁ、うまくいかないな・・・」
悩みごとも相談できる友達もいないマジョリズムは、ひとり悩んでいた。
そんなある日・・・。
今日は仕事で女王様のお城に行くことになった。
マジョリズムは失敗を繰り返し怒られながらも、なんとか仕事のノルマをこなした。
がっくりと落ち込んだ面持ちでお城の外を歩いていたら、ふと目にとまる光景があらわれた。
ほうきに乗ってポロンをかざしたりしている魔女、いやあれは魔女見習いの姿であった。
ワイワイ騒ぎながら楽しそうに飛んでいるその姿は、マジョリズムの目にとても
うらやましく映る・・・。
「わたしも・・・、一緒に仲良くお話ができるお友達がほしいな・・・」
さびしくその場を立ち去るマジョリズム・・・。
その姿をお城の窓から見ている人影があった・・・。
「マジョリン、あの子は・・・」
「はっ、本日城の行事に関する仕事に来ていた・・・、たしかマジョリズムという者です。
先ほど仕事の内容に手違いがあり、注意をしたところです」
「そう・・・」
それから数日後、またお城のイベントに関する仕事でお城にきたマジョリズム。
引っ込み思案で、人と接するのが苦手な上、仕事も失敗してばかりで
お城の魔女たちにきつくお灸をすえられる・・・。
それでもなんとか仕事をこなし、トボトボとお城の庭園に向かい歩き出すマジョリズム。 |
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人間界に来て、いきなり迷っちゃったわたしに、女の子が声をかけてきた。でもこの子、前に魔女界で見かけたような・・・。 |
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あいちゃんが持っていた絵本を貸してもらいたかったんだけど、家のどこにもないみたい。 |
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「魔法で何でも解決すればいいってものじゃないのよ!」 |
おんぷちゃんは、仕事とMAHO堂のお手伝いで毎日とってもいそがしそう。それなのに、どうして魔法で楽をしようとしないの?わたしがまちがってるのかな・・・。 |
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「みんな、ここはあたしの顔にめんじて、許して?ね?」 |
どれみちゃんとわたしのドジで、お店の中がビーズだらけになっちゃった。お客さんが少なかったのが不幸中の幸い・・・なのかなぁ? |
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「ええ。あの絵のままじゃ、かえってはづきちゃんが怖がると思って」 |
はづきちゃんって、怖い話が苦手なんだ。ちょっと意外。オバケってそんなに怖いのかなぁ? |
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マジカルステージのせいで、みんな大変な目にあっちゃった。無事だといいんだけど・・・。 |
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