INTERVIEW
アニメに実在の選手として登場するオカダ・カズチカ選手&声を担当する森田成一さんのの対談が実現しました!
新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手&森田成一さんインタビュー
Q: お二人は8月17日開催のイベント以来、アニメが始まってからは初めてお会いすると思いますが、お互いの印象やキャラクターの声についてご感想をお聞かせください
オカダ:今日、森田さんの声を目の前で聞いて「オカダの声だ」と思いました。自然とそう思ってしまうくらい馴染んでますね。
実は僕はゲームが好きで、中学生のころ「ファイナルファンタジーX」もやっていたので、心の中で森田さんが声を担当していただけたら嬉しいなと思っていたんです。オーナーにお願いしようかなと思っていたら、森田さんに決まったと聞いて。もう「自分持ってるな」と。
森田:イベントで初めてお会いして、「大きい!!!」と感じたんですが、その時に受けたイメージ、印象を大切に、でもアニメのキャラクターだと実際とは少し違うので、考えながら役をつくってます。お会いした印象は、なんというかいい意味で「大学生のよう」。
優しい、やわらかい。アニメだと、よりマッスルな感じというか、。最終的にはアニメキャラクターのイメージに寄せつつ、ご本人の空気感も表現できたらと思いながら演じています。
僕の出演が決まったのは(今年4月まで放送していた)「ワールドトリガー」という作品に出演していたとき。次の作品でもお願いしたいと打診されていたんです。それがこの「タイガーマスクW」だったんです。「ワールドトリガー」でもオカダさんがゲスト声優として出てくださっていて、今の話を聞いたらなんだかもう、運命を感じますね。
Q:森田さんはアニメのご自分をどうご覧になっていますか?
森田:最近、オカダさんのファンと思われる方が、僕のTwitterアカウントをフォローしてくれるんです!『タイガーマスクW』やプロレス関連のツイートをすると、“いいね”がたくさん付くんですよ(笑)。オカダさんのファンは女性の方が多くて、プロレスが幅広い層に広がっているんだなとあらためて感じましたね。もっと多くのプロレスファンのみなさんに『タイガーマスクW』を広めていけたらと思っています。
オカダ:プロレスを観戦に来てくれる方から「『タイガーマスクW』面白かったよ」と話してくれることもありますし、良い感触がある印象です。
Q:これから、試合のシーンも出てくると思いますが
森田:アクションシーン得意なんですが、試合のシーンはどう演じようかと・・・
オカダ:試合の技のときって、声はでないんですよね。
森田:そう!試合中の音を必死で聞いて、なにかヒントをと探るんですけど、実際は無音なんですよ。でもアニメとしての“プロレスチックな音”というのがあるんです。そのあたりは、同じく実際の選手の声を担当している、てらそまさん(永田選手役)や鈴村さん(棚橋選手役)とも話したところでもありますね。
Q:森田さんは子どもの頃、「タイガーマスク」はご覧になっていましたか?
森田:初代は再放送で観ています。原作の「タイガーマスク」が僕のヒーロー像の根っこになっている作品なんです。特に最終回は、鮮烈な記憶としてのこっていて・・・。
自己犠牲の精神、ヒーローはいかに正体がばれずに自己犠牲や正義を貫くか、ということが描かれていますよね。僕が観ていたころは、ちょうど「キン肉マン」も流行っている頃でしたけど、今そういうプロレス漫画やアニメはないので、このタイミングで作られるというのはすごく意味があると思っています。
Q:これから「タイガーマスクW」の展開で期待すること、見どころをお願いします。
森田:2人のタイガーマスクを演じる八代(拓)、梅原(裕一郎)は「タイガーマスク世代」ではないので、これまで「タイガーマスク」もプロレスも観ていなかったんです。でもこれを機会に試合を観に行ってはまっている。そして、僕のようにこれまでの作品を観て、今回声を担当させてもらっている声優陣もいる。さらに、初代「タイガーマスク」にも出演されていた先輩声優もいる。そう思うと、3世代にわたっているアニメなんです。それを、作品にいい形で出していけたらと思っています。
Q:オカダさんが声の出演をされるというようなこともあると面白いですね!
オカダ:はい、僕はもう出る気満々です。自分の役は森田さんが担当してくださっているので、付き人でオカダに怒られてぼこぼこにされたいです(笑)
森田:その時はぜひ、別録りでお願いします(笑)