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INTERVIEW

アニメに実在の選手として登場する永田裕志選手と、声を担当するてらそままさきさんの対談が実現しました!

写真左:永田裕志選手 写真右:てらそままさきさん

新日本プロレス・永田裕志選手&てらそままさきさんインタビュー

Q: てらそまさんはどのように永田さんの役作りを?
てらそま:リアルに存在する永田さんがどういう風にリングに上がっていらっしゃるのか、しゃべっているいらっしゃる言葉などを見させていただき、それを自分の中に入れて、なおかつそこにあまりとらわれずにどう出来るか、と思ってやっています。序盤はレスラーというよりGM的な永田さんが多いのですが、これは将来像ですか?
永田:本当にそうなれたらいいな、というのはありますね、いろいろと自分で仕切れますから(笑)。
てらそま:今日、初めて永田さんとお会いしたんですが、会話をしながらちょっとリサーチしつつ(笑)、それをいかに消化しながらアニメーション本編に持っていけるかな、と思っています。今日はいろいろなエキスをいただいて、フィクションのところにどうやって持っていけるか、楽しみですね。お話を聞いていると、プロデュースもしていらっしゃるし、とてもクレバーな方だと思いました。そのあたりも本編で出していこうかなと思っています。


Q:永田さんはアニメのご自分をどうご覧になっていますか?
永田:一ファンとして見ています。ただ、顔の特徴をよく捉えていて、ほくろもちゃんと描いてくれているし。衣装もワイシャツが薄いブルーでネクタイが青。特徴を捉えているなと思いました。僕としては、どういう永田裕志が出てくるのか、楽しみですね(笑)。「タイガーマスクW」のストーリーも楽しみながら、その流れでどういう自分がでてくるのか、すごく楽しみです。

Q:永田さんの出番は多いですよね。
永田:2話がすごかったですね。よその団体の記者会見にいきなり出ていって、マスコミの前で試合の交渉している。これ強引だよなーと思って見ていました(笑)。実際の他団体との交渉は難しいですから、こんなにうまくいったらいいなと思いました(笑)。ましてや世界的なGWMという団体を新日本リングにあげちゃうんですから。ただ、表向きは頭をつけてお願いをしていましたが、実はOKをもらった時点で腹の中では笑っているんだろうなと思いました(笑)。ミスXも永田裕志の手のひらの上に乗っかってしまった、と楽しんで見ていましたね(笑)。

Q:もうレスリングのシーンは撮られたのですか?
てらそま:リングには上がりました。そこが一番大事なポイントだとは思っています。まだ一度だけですが決めゼリフは使わせていただきました。「ゼアッ!」ですね(笑)。技をかけて白目をむくシーンはまだですが、あの“降臨”しているときはお声はだしているんですか?
永田:うなり声ぐらいですね。アニメーションでもし表現するなら「ううーっ」という力んでいる感じでいいと思います。まぁ、そこは声優さんの腕にかかっていますね(笑)。
てらそま:なんでそんなプレッシャーをかけるんですか(笑)。

Q:お二人にとって「タイガーマスク」というアニメーションはどういうものですか?
てらそま:僕らの世代にとっては、すごくインパクトがあったアニメーションですね。少年期にいろいろなものを与えていただきましたので、こんなすごい名作に自分が関われるとは思ってもいませんでした。そういう意味では、長くやっているとこういうプレゼント、お土産をいただけるんだな、と思って関わらせていただいています。
永田:僕も好きでいつも見ていました。「タイガーマスク」を通じてプロレスを知り、馬場さん、猪木さんという人を知りました。実在の人物とは知らなくて、テレビで全日本プロレスのCMが流れたときに、本当に馬場さんはいるんだ、と。それでプロレスに興味を持ったんです。だから、今回アニメーションがまた始まると聞いてうれしかったし、まさか自分が出られるとは思いもしませんでした。

Q:「タイガーマスクW」に期待されることは?
てらそま:実在の人物の声を演じるのは、正直に言えばやりづらいです。でも、生の永田さんを知った上で、それを加味してどうやっていこうか、というところが楽しいんです。フィクションだからこその永田さんを演じることができたら、永田さんも納得していただけると思うし、そういう意味では楽しみの方が多いですね。今回のアニメーションを永田さんも利用して盛り上がると、他のものがいろいろと盛り上がったりもする。ボーダーレスにいろいろなものに影響を与えていけると面白いと思います。
永田:てらそまさんには、いろいろな顔を持つ永田裕志をアニメの中で作っていただければ、僕もアニメの中の自分になびくことができるので(笑)。僕に似せるとかじゃなく、てらそまさんの永田裕志を演じていただいている。それが僕は楽しみで仕方ないです。アニメーションを見て「こういう永田裕志がいるんだ」と思う楽しみがすごくあります。これからどんな永田裕志が出てくるのか、僕としては楽しみですね。