−前作のメンバーとがらっと変わりましたが、今のアフレコの雰囲気はどうですか?
古谷 : 今は、聖闘士の養成所みたいなところがあって、メインキャラ以外にも青銅聖闘士が、いっぱい出てくるんですよね。だから、結構若手声優も沢山でてますし。みんなやっぱりこの「聖闘士星矢」って作品が大好きな世代なので、一生懸命ですよね。前半と後半に分けてアフレコやるんですけど、途中の休憩時間とか、昔の「聖闘士星矢」はこうだったよね、あぁだったよね、とみんなが話してて。僕はちょっとくすぐったいような感じで。「そうだったんだ」「あいつは氷河のファンだったんだ」とか(笑)
−星矢や沙織を始めとした前作からのキャラクターも沢山登場してきましたが、中川さん、沙織をやられて、雰囲気づくりとか、難しいところとかありましたか?
中川 : やっぱりすごく難しいです、この落ち着きと、落ち着いてるだけでなくて、しかも13歳だったわけですよ。しかも、神だったという。改めてものすごさを感じながら初代の「聖闘士星矢」を見返してるんですけれども、私自身も大人になってきて、アニメ見るときに興奮するだけじゃなくって、こんなとき、こんな表情をして言ってたんだな、とか、また違った感覚で「聖闘士星矢」を楽しむことが出来て、今、生きてるのが楽しくてしょうがないですね。低かった血圧も上がりまして。
でもやっぱり嬉しかったのが、今まで何度もさらわれて何度も星矢に助けてもらった沙織さんがまた攫われる、ということで。これも伝統の踏襲、ですね。当時大好きだった皆さんが興奮出来る要素が。
さっきも「廬山昇龍波」が聞けて、そして、今、古谷さまと緑川さまの間に挟まれて、ペガサス流星拳のダブルの挟み撃ちに遭ったという、宇宙でたった一人の体験をさせて頂きまして、全身の骨が震えております。
本当にそういう興奮だとか、嬉しいんですけれども、自分を抑えて、城戸沙織という素敵な女性を一生懸命演じたいなと思います。絶対、今日ギザとかいいません。
−シャイナ役も前作に引き続き、小山さんが演じましたが、古谷さん、いかがですか?
古谷 : 相変わらず厳しいシャイナを演じてましたよね。やっぱり主人公をいじめるキャラなんだなって(笑) 昔、散々やられましたからねぇ。サンダークロウとか懐かしい技が聞けて嬉しかったです。
一番嬉しかったのは、光牙が星矢の悪口を言った時に、ムキになったところね。女性聖闘士には素顔を見られてしまったら、その相手を殺すか、愛さなければいけないという掟があるので、シャイナは星矢のことを愛しているのでね。そこがちゃんと踏襲してくれていて、昔のファンの方なら、あそこでムキになるのはわかるな、と思って下さると思うんで。
でもそのお陰でね、(光牙は)聖闘士に目覚めたんだもんね。
緑川 : そうですね。(小山)茉美さんは収録が別だったんですよ。で、アニメじゃない現場で茉美さんにお会いしたので「今度一緒です、よろしくお願いします」って言ったんですよ。で、茉美さんは調度その時、その現場で台本を頂いたみたいで、「でも私そんなにしゃべってないでしょ?」って言ってて。でも、すごいしゃべってるじゃないですか。
多分そのあと台本見てびっくりされてるんじゃないですか?(笑)
−そろそろトークステージの終了の時間になりました。
国内向けにもう一度、一言お願いします。
緑川 : 僕も中堅より上になってきたので、普段、仕事していてそこまで慌てることはなかったんですが、こんな大役を頂きまして、久しぶりになんかこう…たぎっております!いい感じに、迸れば(笑)、いいかなと思っております。
すぐ上に尊敬する古谷徹さん、そして若い方に挟まれて、本当にいい刺激を受けて日々、「聖闘士星矢」漬けで楽しんでおりますので、1日も早く、光牙というキャラをどんどん自分のモノにして、いい作品になるように頑張りますので、ぜひぜひ応援して下さい。
今日はどうもありがとうございました!
中川 : 本当に本当に本当に生まれてきてからこれまでの日々が走馬燈のようになって蘇ってくるほどに、とてもとても大きな事態になっております。私なんと、アテナ・城戸沙織役、そして更に「ペガサス幻想(ver.Ω)」も歌わせて頂くと言うことで、すごくプレッシャーですが、改めて星矢からたくさんの夢と希望と勇気と愛、色んなことを教えて頂き、その熱い小宇宙を燃やして、そして新たな世代の子供達と一緒に楽しめるように。
そしてそして早速攫われた沙織さんなので、早く聖闘士たちに助けてもらえる日を夢見ながら、一ファンとしても、そして改めて素晴らしい沙織の神々しさを出していけるように、精一杯、一生懸命、貪欲に、真面目に、生きていきたいなと思います。皆さんこれから、日曜日楽しみですね!よろしくお願いします!
小西 : 僕もまさか14歳の役をやらせていただけるとは思っていませんでした。ですが、全身全霊をかけて頑張っておりますので、是非、日曜日早く起きて見て頂けたらと思います。今後「え、こんな星座の聖闘士がいるの!?」っていうのも出てきますから、そういうのも楽しみにしてもらえれば嬉しいな、と思います。
今日はスクリーンでしたけれども、4月1日からはテレビで、毎週一緒に追いかけてくれたら嬉しいなと思いますので、今後ともよろしくお願いします。どうもありがとうございました!
雪野 : 実は(メインとしては)初めての女性聖闘士という形でフィーチャーをされているので、諸々、女性聖闘士の掟だとかと闘っていたりするところがあるので、今までとは違った新しい風を、女性聖闘士の立場で、吹かせることが出来たらいいなぁと思います。
これからもよろしくお願いいたします!
柿原 : 今日は世界の人たちと繋がることが出来て、今一度「聖闘士星矢」の偉大さを感じることが出来ました。この大役を胸に、今後も最高の作品を作っていきたいです。
早くお父さんである紫龍のことを助けたいですし、全力でアテナを守っていきたいなと思いますので、今後ともどうぞ、「聖闘士星矢Ω」をよろしくお願いします。
諏訪部 : エデン役の諏訪部順一です。「聖闘士星矢」と出合ったのは中学生の時。当時、段ボールで聖衣を自作しました。そんな段ボール聖闘士が、まさか青銅聖闘士になれるとは!夢って叶うんですね!
諦めなくて良かった!!
会場 : 拍手喝采
諏訪部 : 一生懸命小宇宙を燃やして、メインの青銅メンバーの中で人気投票5位以上を目指していきたいと思います。早い時間の放送です。
早起きが苦手な方は深夜30時半だと思って是非見て下さい!
よろしくお願いします!ありがとうございました!
古谷 : 「聖闘士星矢」という作品に流れてるテーマ、勇気、友情、不屈の魂。そんな人生にとって大切なことが、この「聖闘士星矢Ω」にも同じように流れています。世界中に邪悪がはびこりつつある今こそ、この「聖闘士星矢Ω」を通じて、困難に立ち向かう勇気を出して、小宇宙を燃やして、がんばって生きていきましょう。
是非ともこの「聖闘士星矢Ω」を応援して欲しいと思います。今日は本当にみんなと過ごせて良かった。こうして、星矢役で再びみんなに会えて感無量です。これからも星矢として小宇宙を燃やし続けます。
みんな、ありがとう。応援して下さい!
「燃え上がれ、俺の小宇宙よ!ペガサス流星拳!!」
最後はやはり、観客、スタッフ、キャスト一同で繰り出すこの台詞で締めくくられ、「SEIYA NIGHT-聖闘士星矢Ωワールドプレミア-」は大盛況の内に幕を閉じました。