2012年3月15日に「聖闘士星矢Ω」の制作記者会見が行われました。
会場には光牙役の緑川光さん(写真左)と、星矢役の古谷徹さんが登場し、「聖闘士星矢Ω」への意気込みを語ってくれました！
――ご自身が演じる役への想いをそれぞれお願いします。
◆緑川光さん(以下、緑川) ： 魅力的なキャラクターを僕が演じることによってもっと魅力的にすることが出来たらな、と思います。年齢は気にしなくていいよ、とは言われていますが、光牙(こうが)が13歳で、僕がはるかに大人なので…(笑)
という意味で多少プレッシャーはあるんですが、その辺は深く考えず、ベストを尽くしていこうと思っています。
◆古谷徹さん(以下、古谷) ： 僕の代表作品の一つである聖闘士星矢が23年ぶりにテレビシリーズで復活するとあって感動しています。 まさかこの年で もう一度星矢を演じることが出来るようになるとは思いもしませんでした。
「(劇場版 聖闘士星矢)天界編 序奏」から８年ぶりの自分にとっての星矢ということになりますけど、黄金聖闘士(ゴールドセイント)として復活して、更に格好よくなった星矢を魅力たっぷりに演じたいと思っております。
「絶対ヒットさせる！」という意気込みで頑張りますので、応援よろしくお願いします！
――――本作の見所は？
◆緑川 ： 原作では描かれていないお話ですが、続編と言うことで関連性がある、という面白味があると思うので、その辺を旧作から応援されてるファンの方には見て頂きたいですし、もちろん新しい世代の僕たちも一生懸命その世界観の中でやりますので、そういうものがミックスされた面白い作品になると思います。
旧いファンの方も、新しくファンになって頂く方も楽しめる作品なんじゃないかと思います。
◆古谷 ： 今までの「聖闘士星矢」に共通して流れているスピリッツはそのままに。不屈の魂であるとか、決して諦めない心とか、勇気、友情…そういった、人にとって大切なテーマはそのまま引き継がれていて、更にこれがポイントだなと思えるのは、「スタイリッシュ」で「ファッショナブル」！(笑)
会場 ： 笑い
◆古谷 ： かつては聖衣箱(クロスボックス)という重い箱を背負っていて、その中に入っていた聖衣(クロス)が自動装着されていましたが、今回はクロストーンというネックレスに封じ込められている聖衣が自動装着される、ということで。
それ一つ取っても、とてもおしゃれでスマートだな、と思います。
あと個人的には射手座の黄金聖闘士となった星矢のクロスが凄くスタイリッシュです。シャープな羽が生えていて、白いマフラーをしている、という今まで考えられなかった聖衣で、これも僕はとても気に入っていて、格好いいなぁ、と思ってます。是非、ビデオに録って止めて見て欲しいと思います。
――――演じられて、お互いの印象は？
◆緑川 ： 年齢の話がありましたが、そんなの(古谷)徹さんの前で言うのは本当に申し訳ないな、って思うぐらい、本当に徹さんはいつまでも若いし、芝居も変わらないし、すごいな、と思うと同時に、そういう方と一緒にお仕事させて頂けるのはとても光栄だなと思います。
◆古谷 ： (緑川)光とは「(劇場版 聖闘士星矢)天界編 序奏」でも敵として共演しているんですけど、その時も星矢よりも非常にスマートで格好いい役を見事に演じていました。光牙 はかつての 星矢のように13歳の少年ですし 、ホットな…まぁ、情熱的なキャラなので大丈夫かな？ ってちょっと心配していたのですが、 第１話のアフレコやり始めて、僕が聞いたことのないような少年の声を出して、彼の持ち味である色気もあったんですよ。プレッシャーはあったみたいだし、緊張もしてましたけど、台本をしっかり読み込んでいて、あまり迷うことなく見事にアフレコをこなしていたので、さすがだな！ と思いました。
――――初めて「聖闘士星矢」を見る方に向けて、メッセージを。
◆緑川 ： もちろん昔の作品ありきだと思うんですけど、光牙や周りの若いメンツも頑張って突き進んでいくので、それぞれに感情移入して頂ければ昔の作品を知らなくても楽しめると思うし。新しい作品と旧い作品で影響し合って、もっともっと星矢っていう作品が大きくなっていけば嬉しいな、と思うし。見て頂ければきっと面白いと思うので、テンポも良くて、動きも格好良くて、あっという間に30分過ぎちゃうような。とりあえず見て頂きたいな、と思います。
◆古谷 ： 光牙たち聖闘士が巨大な敵に、自分の肉体一つで、コスモという精神力を燃やして、勇気を持って立ち向かっていくように、日常での苦しいこととか、辛いこととか、乗り越えなければいけない試練とか、そういものを決して諦めずに、勇気を持って、立ち向かっていってほしい。そういったことを、聖闘士星矢を通じて学んで欲しいなと思います。
――――ありがとうございました！