ストーリー

ロンドンで開かれたジョンのコンサートへ行ったことから、偶然にも亡き父親との写真での対面を果たしたナージャ。さらに、ジョンに招かれたパーティではフランシスと再会することができた。ジョンの言っていた親友とは、フランシスのことだったのだ。しかもフランシスはナージャと共にプレミンジャー公爵に会い、ナージャが本物だということを証言してくれるという。

これで全てが上手くいく・・・。出発の準備をするためにハーコート公爵家に向かうナージャとフランシスだったが、そこにはフランシスの双子の兄、キースが待ち構えていた！ナージャを巡り、フランシスとキースは激しく対立する。相反するふたりのどちらを選ぶのか、決断を迫られるナージャ。しかし、ナージャを待ち構えていたのはそれだけではなかった・・・

追い討ちをかけるように、ナージャの前に現れたフランシスの婚約者・メリーアンは、ナージャにフランシスから手を引くようにと告げる。メリーアンのフランシスへの強い想いを目の当たりにし、更に揺れるナージャの心・・・。そんな時、偶然再会したジュリエッタが聞かせてくれた恋の話に、ナージャは決断の糸口を見つけた。

「私は、私を好きになってくれた人じゃなく、私が好きになった人を選んだの。」ジュリエッタの言葉に、ナージャはキースとフランシスを思い浮かべる。二人との思い出を辿りながら、遂にナージャは心を決めた！そして、舞踏会が始まる・・・ナージャが本当に好きになった相手、ナージャがその手をとったのは、白バラのフランシスだった・・・。