第30話

サンロアーヌ学院の秋の学園祭で、マリエルのクラスは人形劇を上演することになりました。マリエルの役は、主役のサンロアーヌ姫。しかも、その役にマリエルを推薦したのは、演出に名乗りをあげたグレイスだったのです!
大事な役を引き受けて、マリエルはメモルと一緒に、部屋で毎日練習を重ねます。前回の学園祭でも人形劇をやった、上手なクラスメイトたちに追いつくため…。
ようやくセリフも完璧におぼえ、お姫様の人形をおしとやかに操れるようになったマリエルですが、学院祭も迫ったある日、大変なことがわかります。マリエルが一生懸命練習した劇の台本は、グレイスによってわざと渡された、違う劇の台本だったのです!
度重なるグレイスのひどいいじわるに、マリエルは…そしてメモルは…?

幕があいたら小さなスター
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