第29話

メモルのいないリルル村では村長が、パイプが折れた、お皿が割れたといっては「メモルに何かあったのでは…」と毎日のようにおろおろしていました。
一方サンロアーヌでは、マリエルがいつものように食事を持ってくると、驚いたことにメモルが「食べたくないの…」と言うのです!いつもと違うメモルに慌てたマリエルは、医務室の先生に相談します。先生の診断は、心のバランスが崩れている、というもの。つまり、メモルはいきなり町に来たことで寂しくなり、リルル村が恋しくなってしまったのです。メモルが元気を出すには、懐かしいリルル村の人たちと会ったり話したりすることが一番なのですが…。
そんなある日、メモルがマリエルの部屋でリルル村を思い出していると、リュックマンの歌声が聞こえてきて…!

歌の手紙をラジオにのせて
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