孤独な毎日を送る留学生は、
ふとしたきっかけで知りあった美貌の踊り子と 激しい恋に落ちた。
自身の出世のために帰国する男と、事実を知って発狂する女。
19世紀末のベルリンを舞台にくりひろげられる、青春の彷徨。

明治の文豪、森鴎外の自伝的性格を持つといわれる「舞姫」を、画ニメ作品「女生徒」の監督でもある奥秀太郎が、イラストレーターとして個展を開く傍ら、パンフレット、スライドイラスト、アニメーション原画提供等、多岐に渡る活動を続ける古屋あきさを作画に起用し、「画ニメ」として制作。異国的な背景と典雅な文章の間に哀切な詩情を湛える名作を、異なるメディア視点から再現。現代のクリエイターがあえて向き合う機会の少ない日本の名作を、感動できるアート映像として完成させました。日本文学界に、新鮮な映像メディアの風を吹かせる作品です。

古屋　あきさ プロフィール
1974年、静岡県生まれ。1996年、日本大学芸術学部美術学科卒業。東京デザインセンター新人賞タナカノリユキ　特別賞受賞。毎年、表参道にて個展を開く傍ら、主な参加作品に劇団「ナイロン100℃」パンフレット、スライドイラスト、室内装飾。映画『赤線』ほか奥秀太郎監督作品イメージイラスト、愛・地球博／瀬戸日本館『一粒の種』アニメーション原画、宝塚歌劇団花組『ASIAN WINDS!』アニメーション原画。その他、雑誌、書籍、CDジャケットのイラスト等、その活動は多岐に渡る

藤井　洋 プロフィール
1988年、東京都生まれ。現在高校3年生。4歳よりYAMAHA音楽教室に通い、9歳でエレクトーンと出会う。2004年、YAMAHA"STAGEA"のTVCM第二弾に出演。現在ではYAMAHAでのコンサートのゲスト出演やイベント出演、また　バンド活動など活躍の場を広げている。