5月28日(土) |
早朝、展望台近くの山林でちせとシュウジの撮影。撮影の合間、白樺も生えている澄んだ空気の林の中で亜季ちゃんは歌を口ずさんで歩いていました。まるで映画のワンシーンのよう。(って、本当に映画の撮影中ですけどね)
終了後、場所を移動して、ちせとシュウジの学校の前での撮影をしました。
小樽商業高校前の地獄坂には、満開をちょっと過ぎた桜並木があり、風に揺られて美しく花びらを散らしておりまして……ああ、なんて綺麗♪―――――――とうっとり見とれている場合ではありません!残念ながら今日の撮影は桜の花びらが写ってはいけないシーンの撮影なのです!もう小樽の街は爆撃の被害で壊れているはず……。
スタッフ総出でホウキ(が足りないのでデッキブラシとかも)を片手にせっせと桜の花びらを掃いていきます。でもですね、桜の花びらは掃いても掃いてもまた散ってくるのです、桜がある限り……。なんとかカメラに映りこむ部分だけでも桜を排除するべく必死のスタッフたち。ふと気がつくと監督もホウキを片手に地面を掃いていました。というわけで、本当にきれいな桜だったのですが、残念ながら出番はありませんでした(笑)
空襲の被害をこうむった地獄坂は美術部とCG部の共同作業で映像化されるのですが、美術部がコンクリート破片やニセモノの壊れた電柱を置いていると、見物しに人が集まってきました。さらに美術部が学校前に立っているバス停の看板を、よっこらしょ!と倒した瞬間……「プップー!」バ、バスが来た〜!!冷や汗をかくスタッフたちを尻目に、バスは人々を乗せて走り去っていきました。勝手にバス停の看板を倒してしまってすみませんでした……。きっと電柱(これはニセモノ)まで倒れているし、バスの運転手さんはびっくりしたでしょうね……(苦笑)