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「まゆだけは、地球で幸せになって貰いたいと思っていた。 母なる大地の中で」
地球での辛い生活に耐えられずハーロックと共に行きたいと願うまゆに、ハーロッ
クは親友・トチローの思いを聞かせる。亡き父の思いを知ったまゆは、どんなに辛
くとも地球で生きていくとハーロックに約束する。
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「まゆは7歳になったぞ」
まゆの誕生日にはトチローの墓に必ず二人で訪れる約束なのだ。わが友が愛し続けた地球の大地に立てた墓標の前で、ハーロックは心の中でそっと呟く
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「私はこの地球を命を掛けて守る。いや、守ってみせる。」
堕落しきった人間達で溢れかえった地球。だがそこは、親友の忘れ形見・まゆの住
む星でもある。ハーロックは、まゆのため地球を守ることを誓う。ハーロックに
とって、地球を守ることとはすなわちまゆを守ることなのだ。
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「男なら、悲しむ前にやるべきことはやれ」
台羽親子の回りに黒い影が…台羽博士は中央研究庁で消されていた。父の死体の前で殺されかけた正をハーロックが助ける。
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「誰のためでもない。俺の胸の中にあるものの為にだけ戦うのだ」
「お前はお前に信じるものの為に戦え。誰も強制はしない。お前の胸の中にあるものの為に戦え」
「誰のために戦うのか」そう問う台羽にハーロックは答える。
己の信念に生きるハーロックは、他者の信念もまた重んじる。決して強制はしな
い。たとえ袂を分かつことになろうとも…。
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「たとえ許し難い敵だとしても使命のために倒れた者には最大の敬意を評す。俺も信念の赴くままに死にたい」
バミューダ沖、魔のトライアングルを調査するアルカディア。
海底からは巨大なピラミッドが出現。その中には、カプセルの中で永遠の眠りにつきながら同胞を導く美しきマゾーンがいた。墓を暴くようなことはしたくない!!
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「友よ・・・」
サルガッソ海に住む魔女・アマンにより絶体絶命のピンチに陥ったハーロック。
ハーロックの心の叫びに、親友・大山トチローの魂を宿したアルカディア号中枢大
コンピューターが反応した。
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