千年王国研究所――
そこは、
奇怪な依頼が舞いこむ相談所。
研究所の主である
《悪魔くん》こと
埋れ木一郎は、
1万年にひとりの天才少年。
だが彼は本当の家族を知らない。
そんな《悪魔くん》が、
相棒・メフィスト3世と共に、
不可思議な事件に挑みながら
自らの出自の謎を追う
怪奇探偵バディストーリー。
そこは、
奇怪な依頼が舞いこむ相談所。
研究所の主である
《悪魔くん》こと
埋れ木一郎は、
1万年にひとりの天才少年。
だが彼は本当の家族を知らない。
そんな《悪魔くん》が、
相棒・メフィスト3世と共に、
不可思議な事件に挑みながら
自らの出自の謎を追う
怪奇探偵バディストーリー。
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第1話「悪魔」
1万年に一人の天才“悪魔くん”こと埋れ木一郎と悪魔と人間の両方の血を引くメフィスト3世が、日々怪異の調査研究をしている「千年王国研究所」。そこに、ある日女子大生・朝凪ヒナが訪ねてきた。彼女の知人が5人、同日同時刻に変死したというのだが…。
第2話「貪食」
魔物に襲われた一郎とメフィスト3世の前に現れたのは埋れ木真吾だった。先代の”悪魔くん”であり義理の父親でもある真吾に対して一郎の反応はそっけない。メフィスト3世は、そんな一郎の態度に怒りを覚え、呼び出しを拒否するが――。
第3話「強欲」
「大悪魔サタンの肉が食べたい」美食家・搭婆山(とばやま)の依頼で、魔法陣でサタン召喚を試みる一郎。失敗したら命に係わる危険な行為にメフィスト3世は制止するが、一郎は聞き入れず…。
第4話「嫉妬」
亡き映画監督の幻のフィルムの捜索依頼が舞い込む。〝呪われたフィルム〟と噂されるフィルムを、悪魔グレモリーに探してくるように命じる一郎だが、グレモリーが提示した契約のための条件とは“一郎の心臓を食べさせること”だった。
第5話「天使」
とあるアパートの密室で、身体中に赤いクギを打たれた男性の遺体が見つかる。現場に残された不気味な人形の額にも赤いクギが刺さっていた。なぜかその赤いクギが気にかかり調べ始める一郎。その前に現れたのは――?
第6話「愛憎」
一郎とメフィスト3世は、赤いクギの謎を追って、かつて真吾が悪魔くんとしてメフィスト2世たちとともに危機から救ったイースター島を訪れる。ひょんなことから殺人事件の容疑者にされた一郎。この事件の裏に潜んでいたのはストロファイアだった――。
第7話「人間」
議員・出邑(でむら)の私設秘書・井伊乃(いいの)が殺された。第一容疑者の出邑には完璧なアリバイがあり、警察の捜査は難航する。一方、出邑について調査していた一郎とメフィスト3世が辿り着いたのは、謎の悪魔崇拝組織だった。
第8話「真意」
みおの友人で悪魔になりたい少年・まひろは、メフィスト2世に「悪魔」になる方法を聞き出そうとする。断り切れず2人と行動を共にする2世だったが、彼らの前に突如巨大な悪魔が襲いかかる――!
第9話「父親」
行方不明だったみおの父・弘樹が帰ってきた。みおが生まれる三日前に突然家族を捨てて失踪した弘樹だが、その背景には悪魔が関わっているようだった。みおとさなえは弘樹を受け入れようとするが、父親の身勝手な行為に、一郎の感情が波立つのだった。
第10話「祝事」
真吾は一郎を引き取った日を「誕生日」と呼んで祝おうとするが、素直になれない一郎。真吾とメフィスト2世は、お互いの子ども達のことを思って語り合い、一郎とメフィスト3世は新しくできたホットケーキ屋に。そこで2人が思いをはせたのは、出会った日のことだった。
第11話「遊戯」
ストロファイアによって、見えない学校ごと真吾が封印されてしまう。父・メフィスト2世と一緒に封印を解こうと魔界へ向かうメフィスト3世。一郎は彼らと行動を共にせず、グレモリーの力を借りて別の解決方法を探るのだった。
第12話「犠牲」
封印された見えない学校に乗り込んだ一郎は、ついにストロファイアと対峙する。その強大な魔力にグレモリーもメフィスト3世も太刀打ちできない。瓦礫となった見えない学校で窮地に陥った一郎に、メフィスト3世は、重大な提案をつきつける。勝機を見出す為、一郎が下す決断とは――。