印象度バツグン! 迫真の心理戦
というわけで心に残る名勝負第1位に輝いたのはタケルとデジモンカイザーの対決でした。ふだん温厚なタケルがはじめて見せた厳しい横顔。胸を突き刺すような鋭い台詞に驚きを覚えた人も多いはず。さらにカイザーのムチを素手で受け止める無敵ぶりも見せつけて(笑)、ファンにとってはいろんな意味で忘れがたいシーンとなったようです。一方の賢に対しても、この対決でカイザーの仮面の下にかくしていた心の弱さがあきらかになって、それからはグッと身近で人間的な存在に感じられるようになったという意見がたくさんありました。
続いて第2位は前作のラストバトル、子供たちとアポカリモンの対決です。紋章を砕かれ、身体をデータに分解されながらも希望を捨てずに再び立ちあがって戦う子供たち。「ひとりの紋章はみんなのために、みんなの紋章はひとりのために」という言葉にふさわしい、全員が力を合わせた見事な戦いでした。進化できずに消えていったデジモンたちの無念が集まって誕生したアポカリモンも、単純に敵役と決めつけられない印象的な存在でした。
第3位は光子郎の「女の人って怒ると恐いんですね」というあの名言(笑)を生んだエンジェウーモンとレディデビモンの対決でした。いわゆるボス戦でもないのにこれだけの票を集めたのは、やはりそれだけインパクトが大きかったという証拠。レディデビモンの強烈なキャラも1話だけで終わらせてしまうにはもったいなさすぎます。もう一度エンジェウーモンとの因縁の対決を見てみたいですね(笑)。
4位はパタモンとワームモンの対決です。タケルとカイザーの緊迫の対決のすぐそばで行われていた、成長期同士の小さなバトル。もちろん本人たちはパートナーを守ろうと真剣なんですが、なんとなく微笑ましく見えてしまったという意見が多かったです(笑)。ワームモンのネバネバネットが見られるのも貴重かも?
5位はマグナモンとキメラモンの対決。ワームモンの一途な想いが生んだ奇跡の進化。ワームモンの命を受け継いで光り輝くマグナモンが圧巻でした。ランクインには惜しくも届きませんでしたが、キメラモンに特攻するワームモンをプッシュする声も多かったです。
6位は太一とヤマトの対決。特に氷の世界で殴り合う前作第9話と、迷いを振り切るためにヤマトが太一に戦いを挑む前作第45話が印象的だったようです。困難を乗り越えて親友になった2人は、これからもいい意味のライバルでいてくれそうですよね。
7位はお待たせしましたエンジェモンとデビモンの宿命の対決です。圧倒的な強さを誇るデビモン。パタモンの涙が呼んだエンジェモンへの進化。厳しい勝利。そして別れ……。いつまでもファンの心に残る、文句なしの名勝負です。
8位は映画「ぼくらのウォーゲーム!」からオメガモンとディアボロモンの対決です。究極の力でディアボロモンを追いつめるオメガモンが爽快! タイムリミットぎりぎりで逆転の一手を決めた光子郎の機転も見事でした。
9位はウォーグレイモンとメタルガルルモンの対決。思わぬ形で実現した究極対同士の頂上バトル。ヤマトのために悲壮な決意で友と対決するメタルガルルモンの姿にジンと来た人も多かったようです。
10位は子供たちとヴェノムヴァンデモンの対決。破壊の使者へと変わり果てたヴェノムヴァンデモンに最後の戦いを挑む子供たち。とどめのフジテレビアタック(笑)もバッチリ決まってました。
次点はエンジェウーモンとヴァンデモンの対決。友の死が呼んだエンジェウーモンへの初進化! 勝利の喜びよりも切なさが重く胸に残る戦いでした。
以上、心に残る名勝負の集計結果です。ほかにもシュリモンとイガモンの忍者バトル、パタモンとピヨモンの超低速スピードバトル(笑)などなど、シリアスな勝負からコミカルな勝負までたくさんの楽しいご意見をいただきました。もちろんこれからもまだまだ数多くの名勝負が生まれるはずですので、期待して待っていて下さいね!
では、次回の発表もお楽しみに。
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